活動報告
2025/07/27
夢を叶える第一歩
デフノバ未来留学と応援してくださった皆さまへ
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夢を叶える第一歩 デフノバ未来留学と応援してくださった皆さまへ -
デフノバは、聞こえない・聞こえにくい子どもたちが“安心して帰ってこられる居場所”を目指して、放課後等デイサービス《デフノバハウス》の運営をスタートしました。日々の活動の中で、全国各地からこんな声が届くようになりました。
「デフノバハウスが近くにあったらいいのに」
「うちの地域にも来てほしい!」
特に四国・九州・東北など遠方のご家庭からは、「通いたいけれど距離が…」という声も多く届きました。その声に、私たちは改めて気づかされました。
「聞こえない子どもたちは全国にいる。何か私たちにできることはないか?」
こうして立ち上がったのが、新たな挑戦《デフノバ未来留学》。
**地域の垣根を越えて、出会いと学びの体験を届けたい**という想いをカタチにするため、クラウドファンディングに初挑戦しました。
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皆さまのご支援で実現!
第1回 デフノバ未来留学 in 香川(2025年6月) -
たくさんの方々が応援してくださり、2025年6月7日(土)〜8日(日)、香川県で第1回目となる未来留学を無事に開催することができました。
心より感謝申し上げます。
●デフノバ未来留学とは?
聞こえない・聞こえにくい子どもたちが、地域社会の中で「社会にふれる」「人とつながる」「自分らしくチャレンジする」ことを目的とした、短期集中型の体験プログラムです。
ただ“体験をこなす”のではなく、心の中にある気づきや思いをゆっくり受け止め、仲間とともに言葉にしていく―そんな機会を大切にしています。
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第1回 開催概要(in 香川) -
地元の方々とともに命あるものに触れ、届ける体験を通じて、**心のやりとり**を学びました。
●日程:2025年6月7日(土)〜8日(日)
●場所:香川県高松市(カタリ・香南アグリーム・彩花園芸)
●参加者:子ども14名/保護者10名/スタッフ10名(計34名)
●プログラム内容:お花の摘み取り体験、花束づくりワークショップ、地元のお花屋さんでの体験販売
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子どもたちの変化と気づき -
初めて出会った子ども同士でもすぐに笑い合い、**聞こえないからこそ分かり合える・支え合える**関係が自然と築かれていきました。
時にはルールがない状況に戸惑う場面もありましたが、自分たちで話し合い、決めて、納得して守る ―そのプロセスが、**子どもたちの「主体性」**を育む貴重な経験となりました。また、花農家さんや販売先での対話を通じて、**見えない誰かの存在を思うこと**の尊さを実感できた子どもたち。真剣なまなざしと行動に、私たち大人も多くの学びを得ました。
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保護者の皆さまへ -
●企画に関わった きこえない当事者大学生より
今回の未来留学で、私自身も多くの学びをいただきました。一本一本の花と丁寧に向き合い、香りをかぎ、触れ、考える子どもたち。そのひたむきな姿は、私たちスタッフの心をも映し返してくれました。
●生産者の方々からはこんなお声も
「最初は“聞こえない子どもたち”と聞いて少し身構えていたけれど、実際に会ってみたら明るくて人懐っこくて、すぐにそんなことは忘れました」「関わる中で、手話を覚えるなどの工夫は必要だけれど、 “聞こえる・聞こえない”は本質的な違いではないと感じました」
未来留学を通じて、新しい“つながり”がまた一つ生まれ、広がっていく―その幸せを、今しみじみと感じています。心から、ありがとうございました。
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未来へつなぐ、次の一歩へ -
「聞こえる人が多数派の社会で、安心して自分を表現する場がない」そんな現実があるからこそ、私たちはつながりの力、経験の力を信じて進みます。
これからも、子どもたちの未来を切り拓く“心の支え”となるような体験を全国へ届けていきます。
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