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2024.3 <もりだくさんな年度末>

 

3月の出来事

3月はとにかく盛りだくさんな1ヶ月でした!!!
  • 1日、2日:鹿児島
  • 3日:熊本
  • 25日:グリコピア神戸の工場見学
  • 30日:デフノバハウスカフェ開店
  • 31日:卒業生お祝いパーティ
  • 国際🌏シュワノバSTART
  • 防災ワークショップSTART
 
毎日が慌ただしくすぎていって、気づけばもう4月、新年度が目前に迫っています💦
デフノバが始まって4ヶ月、まだまだこれからですが、
子どもたちの主体性や、人を思いやる気持ちなどがはっきりと見えてきて、
私たちもしっかりと伴走していこうという気持ちを改めて強く持てています😊
 

デフノバ九州初上陸!!!

鹿児島編

今まで関東や東北へ呼んでいただくことが多かったのですが、
始めて九州へ✈️!!うれしー!!やっほーーーーい😆
ずっとお話しを伺ってみたいと思っていた、NPOデフNet.かごしま へ見学に行ってきまいた。
代表も、従業員もデフが中心、どうやって運営しているのか?
どんな風に働いているのか?
立ち上げから今までの流れや想いについてゆっくりお話しを聞かせていただきました😃
ワッフルもとーーーってもおいしかった〜〜🧇💕
利用者のみなさんもとっても楽しそうに仕事をしたり、生活をされたりしていて、
私たちも頑張ろうっと思えた訪問となりました。
みなさまありがとうございましたー❤️
 
 

熊本編

3月3日はミミの日!ということで、熊本のたーくさんの子どもたちと一緒にサッカーを楽しんできました⚽️
全員が初めましてだったけど、みんなとーっても元気で、
代表選手たちと練習メニューを体験したり、ゲームをしたりと、楽しんでくれたようで嬉しかったですーー🤩💕
次はどこの地域の子どもたちに会えるか、とーっても楽しみっ❤️
 
 

グリコピア神戸で工場見学👀✨

 
ありがたいことに、デフノバの子どもたちにぜひ!と、特別プランで工場見学をさせていただきました。たくさんたくさんご準備いただけたことが伝わるとっても素敵な1日でした。
詳しくはまた別の機会にお伝えできればと思います〜〜😀
 
 
 
 
 

子どもが目標を自分で持つことの大切さ

デフノバハウスカフェは子どもたちが主体的に企画や運営に関わったイベントでした。
準備のために毎日デフノバに来て、お客さんが楽しく過ごせる環境をどのようにつくるか?みんなで話し合いました。
一人一人に役割を持ってもらい、それぞれが責任をもって遂行する。
 
デフノバはただ聞こえない子を預かるだけの場ではありません。
一人一人の特性や発達に合わせて、少し先の成長を目指せるように
手話で話す言語聴覚士と、デフ当事者が今までの経験を活かしながらプログラムや関わりについて
考え、実施しています。
 
今回のカフェ企画で子どもたちはとても大切なことが学べたと思います。

相手のことを考えるということ

自分から見た世界、相手が感じている世界に差があるということ、大人からしたら当然のこと。でも、子どもたちがそれを理解するのはとーっても難しいこと。
肩をとんとんと叩いて人を呼ぶことひとつにしても、「痛い!たたかれた!」なんてことはしょっちゅう起こります。
デフノバではそういったささいなことから、丁寧に考える経験を積み重ねてもらえるようにしています。
 
綺麗なネイルをしてきた子がいました。
それを見た別の子が「ネイルはちょっと、、、」と伝えます。
そんな時もデフノバではすぐに大人が答えをだすことはありません。
どうしたの?
「ネイルや、ネイルについている飾りが食べ物に入ったら嫌かも」
確かに。でも、最近飲食店でも「個性」が尊重され、ネイルや髪の毛をくくらない店員さんをよく見かけます。
だからOKなのか??
みんなはさらに考えます。
他の子はどう感じる?ネイルをしてきた本人はどう感じている?
「あんまり嬉しくない」しっかりと本音も伝えることができます。
衛生面の話や、昔はどんな理由で厳しい規制があったのか、最近はなぜ緩和してきているのか。
根本が理解できれば、TPOをわきまえた振る舞いが自分自身で考えてできるようになってきます。
今回は、パフェ作りだけが直接食べ物を触る作業だったので、それ以外を担当する、ということに
本人も納得した上で決まったようです。
やっぱり、みんなと一緒にパフェ作りたかったよね。でも、また次があるよ、と伝えると、次はネイルしてこない!という話にもなったようで、知って、考えて、議論して、物事が決まっていく。このプロセスをこんな小さ間から学ぶことができる場にデフノバはなりたいと考えます😆
 
働く大変さと感謝の気持ち(2時間で疲労困憊)
とても楽しみにしていたカフェ当日、OPENと同時にパワー全開で子どもたちは接客や食べ物飲み物の準備を行いました。今回のカフェは1回目ということで3部制にし、お客さまは保護者や普段からデフノバを応援してくださっている方のみ。
子どもたちは2時間立ちっぱなしで接客。当然、だんだんと疲れてきます。
中にはお客様の目の前で「疲れた!」と言ってしまう子や、座り込もうとしてしまう子も。
ちゃふの厳しい目が光ります。
「お店の人がなにやってんの!!!」
最後までなんとか終えた子どもたち。終わった途端、全員で「疲れた〜〜〜!!!!!」と寝っ転がってしまいました。笑
 
今日みんなは何時間お仕事したの?
「2時間!!」
いつもパパやママは何時間お仕事してると思う??
この質問に子どもたちは「はっ」とさせられたようです。
 
 
わたしたちは一生懸命に考えて動く子どもたちをみて、「目標を自分で持つことの大切さ」を改めて感じさせてもらいました。
目標を持つことが大切、成功体験を積み重ねよう、主体性を育てよう
世の中に溢れている当たり前に大切なものを唱えることは簡単なこと。
大事なのは、どうやって??の部分
多くの講習や、こう言ったことをお話しする方に今まで出会ってきましたが、
なぜ大切なのか?についてたくさん感心するようなお話しをしてくださるのですが、
肝心の、「どうやって?」の部分を聞くことはなかなかできないです。
さらに「聞こえない子にはどうやって?」なんて質問しようもんなら「・・・汗」なんてこともざらです。。
 
私たちは10年以上子どもに関わって、デフ当事者、手話で話す言語聴覚士
それそれぞれの立場の専門性を活かしながら「どうやって?」を追求しています。
とにかく毎日が楽しくて仕方がない。本当に。
 
いつまでもそんな姿を子どもたちには見ていてほしいと思っています。
23年度、デフノバスタートの年。
たくさんの方々に支えていただき、応援していただいたからスタートできました。
本当にありがとうございます。
24年度、何かを形に。
思い描いているものが実現できるように、全力で走りますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
 
デフノバ代表 高橋縁
手話で話す言語聴覚士 岡松有香